リサイクル市場動向

市場動向~2019年11月の鉄スクラップ

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このコーナーでは、リバーグループと取引先の各市場の関係者にご協力いただき、リサイクル市場の生の声をお伝えします。

鉄スクラップ

<国内>
関東地区の粗鋼生産の低迷と共にスクラップ発生量も低迷しているなか、北関東の電気炉メーカーの値上げをうけ、他の大半のメーカーも追随の動きを見せている。関東圏は炉休するメーカーがあることと、製品・半製品販売の低迷から12月の粗鋼生産も低調に推移することは確実で、スクラップ消費の観点からは需要は伸びにくいと思われる。

<海外>

湾岸地区の輸出業者は、配船状況によっては相場より高値で買い取れるケースが見られたが、フレート(船賃)が高騰しており海外電気炉メーカーとの折り合いがつかず、契約が取りにくい状況になっている。しかし、例年冬場はアメリカ・ロシアで寒波による経済活動が低下し、港が凍結することなどからスクラップの動きが悪くなる。そのため、日本産のスクラップに対する引き合いはあってもおかしくないため、海外相場は横ばいで推移する模様。ただし、中国がこれから本格的な鉄鋼不需要期に突入するため、余剰品が周辺各国に輸出され、半製品市況に影響し販売価格が下落する可能性があるため注視していかなければならない。

(鉄担当 リバーホールディングス 鈴木隆幸)

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