リサイクル市場動向

市場動向~2019年10月の非鉄スクラップ

2019年11月14日

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このコーナーでは、リバーグループと取引先の各市場の関係者にご協力いただき、リサイクル市場の生の声をお伝えします。

非鉄スクラップ

非鉄相場は産銅国チリでの暴動の影響で生産や供給に対する懸念が再燃し、買い優勢となりニッケル以外の相場は反発した。米中貿易協議の部分合意や英国の欧州連合(EU)離脱回避との期待感から銅相場は上昇し、為替は円安ドル高水準(=国内価格は上昇)で推移している。

輸出向け雑品市況は、中国で10~12月の輸入ライセンスが発行されたが7~9月に比べ大幅な数量減少となった。タイやマレーシアも同様にライセンス枠が激減しており、深刻な余剰状態となっている。
来年以降については、中国政府と現地の複数大手メーカーが、表記を「スクラップ」から「原料」に変え輸入を継続しようと話し合っているが、来年早々から施行されるかは未確定。

日本国内市況は銅建値が上昇してきたことで特に銅線の売り込みが増えてきているが、メーカーの買い気は依然よくはなく、伸銅品の生産量に改善の兆しは今後も期待できない。問屋筋大勢が購入価格を抑えている状態が続くようだと、様々な品種で余剰感が出てきそうだ。

(非鉄担当 鈴徳 茂木章弘)

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