リサイクル市場動向

市場動向~2019年8月の非鉄スクラップ

2019年08月30日

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このコーナーでは、リバーグループと取引先の各市場の関係者にご協力いただき、リサイクル市場の生の声をお伝えします。

非鉄スクラップ

非鉄の国際相場は米中貿易摩擦の影響で、押し合い相場が続いている。

国内伸銅・製錬メーカーでは生産量が減り続け、原料の買い気が鈍く秋以降も購入量を増やす気配はない。メーカーに納入する問屋筋は、メーカーと結ぶ長期契約の量を大幅に減らされるなど、状況はさらに悪くなっている。

板条メーカー向け上銅(じょうどう:品質の高い銅スクラップ)や精錬メーカー向け下銅(げどう:劣化、異物が多い銅スクラップ)は市中でダブつき始めている。秋に炉の修理を控えている精錬メーカーが多いが、原料を買いためる動きは無く買い気が戻らぬまま炉修に突入しそうだ。

輸出向けの非鉄スクラップも海外相場の下落と為替の円高推移が影響し、取り扱い業者は在庫評価損になっており、価格が合わず出したくても出せない状況に陥っている。韓国向けの輸出については、相場下落を受け日本からの非鉄スクラップを物色しアプローチしてくる業者が増えているが、価格が極端に安く合わない。

総じて非鉄スクラップの相場は低調であり、非鉄スクラップ、雑品スクラップ等の評価額、購入価格も下落傾向にある。

(非鉄担当 鈴徳 茂木章弘)

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