リサイクル市場動向

市場動向~2019年6月の非鉄スクラップ

2019年07月09日

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このコーナーでは、リバーグループと取引先の各市場の関係者にご協力いただき、リサイクル市場の生の声をお伝えします。

非鉄スクラップ

非鉄相場全般の動きとしては米中貿易問題の長期化懸念や、米イラン間の軍事的緊張など経済の先行き不透明感が強まる中で、上げ下げを繰り返す展開。FRBによる景気減速リスク回避の利下げ観測が広がり金融市場に影響を与え円高に振れているため、国内取引価格の下げ要因となっている。

現銅相場については、チリにある世界最大級のチュキカマタ鉱山でストが発生し、生産量が半減したことや、ザンビア銅精錬所閉鎖により銅供給不足の懸念が広がり相場を上昇させた。6月後半ではG20に合わせ、米中首脳会談を行うと表明したため貿易交渉妥結への期待が膨らんだ事も好材料となった。

しかし国内では伸銅メーカーや銅箔メーカーの受注量が大幅に減っていて銅スクラップの買い気は鈍く、購入価格の値下げだけでなく購入量も絞ってきている。

アルミメーカーも安価な原料が輸入されてくるので、国内発生のアルミスクラップに対する購入意欲が無く、品種選好(良い物しか受けない)や入荷制限が続いており、発生量も少ないことから流通は閑散状態である。

(非鉄担当 鈴徳 茂木章弘)

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