鉄くず小僧が行く!

鉄鋼業界で「センザイ」と言えば、鉄を洗うアレのこと!?

2019年06月28日

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鉄くず小僧です!

先日、リサイクル原料となる鉄くずの入札が有り、1000tの鉄くずを落札したのですが、値段を変動させない、Fixという形で購入したところ、3月下旬からGW明けまでに、相場がダダ崩れ。一気に5,500円/tも下がってしまい、大失敗を起こしました。

鉄で笑う時も有れば、鉄で泣く時も有りますね。でも、この先の相場が読みづらいからこそ、この商売は面白いですね。(自分で自分を慰めるしかありません。)

さて、今回のコラムは、鉄のセンザイについて。

皆さん、センザイと聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?洗剤・潜在・宣材と、色々な言葉を想像したのではないでしょうか。

試しに、営業の立場でない方に「センザイって分かる?」って聞いてみたところ、「何か洗う洗剤?」との事でした。期待どおり!普通はそうですよね!私も、鉄を知らなければ、同じ質問を返していた事でしょう。

鉄のセンザイとは?

決して鉄を洗う為のセンザイでは御座いません!こちらをご覧下さい。

ご覧頂いて分かったかと思いますが、「センザイ」とは「洗剤」ではなく、「線材」なのです。確かに、線の束ですよね!

そもそも線材とはなんでしょう。もう少し詳しく調べてみました!

一般社団法人日本鉄鋼連盟Webサイトより引用

線材とは

圧延鋼材の中で最も断面が小さく、細くて長い線状の鋼材です。撚りあわせてワイヤロープにしたり、二次製品の素材として針金や金網、釘、ボルト・ナットなど私たちの身近なところにも使われる製品に姿を変えます。

使い方

断面の直径が5mmから50mm程度の細くて長い針金状に熱間圧延して、コイル状に巻き取った鋼材です。コイルの重量は大きいもので3トン、長さは1万mにもなります。炭素含有量0.09%以上0.25%以下の軟鋼及び極軟鋼の普通線材と、0.09%以下の低炭素、及び0.25%以上の高炭素の特殊線材に分けられます。

普通線材は主に鉄線、針金、釘、金網、ねじ類など二次製品の素材になります。一方、特殊線材は強靭性や耐久性などを要求される鋼索、鋼撚り線、線ばね、タイヤ芯などの素材として用いられるほか、被覆アーク溶接棒や心線用に使われます。

たった1本の鉄の線が、様々な物に使われているんですね。私たちが、日常過ごしている中で、気付かぬうちにすれ違っていったとは。改めて、鉄に囲まれている事を実感し、鉄は無くてはならないものだと再確認しました。

では、私たちのリサイクル業界では、このような線材が結束された物を、どの様に加工しているか、御紹介いたします。

以前紹介した「ギロチンシャー 」では、残念ながら切断する事が難しく、ガス切断(ガス切り)と言われる、切断部分を加熱炎(一般には酸素アセチレン炎を用いている)などで予熱します。そして、酸素を吹きつけて酸化・溶融させ、その酸化物を吹き飛ばして行う切断方法で、納品先となる各メーカーが求めているサイズに合わせて切断し、炉に入れやすくした上で、リサイクル原料へと還元しています。

ちなみにガス切りの様子はこちら。

鉄は鉄でも様々な種類や材質が有ります。なかなか奥深い。私、鉄くず小僧も、まだ見ぬ鉄がきっと有るんでしょうね。

また、様々な鉄を紹介する事をお約束し、今回はこの辺で。

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