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巨大な鉄の腕で書いた「賀正」 ユンボの達人

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匠のスゴ技 ユンボの達人編

新春を祝い、ユンボでしたためた「賀正」の2文字。うなるアームがピタリと止まり、紙の上に筆先をそっと落とすその繊細な動きに若き才能・米倉誠一の集中力と緻密な操縦技術を見た!

<動画はこちら!>


米倉誠一

ユンボ歴2年の31歳。仕事をする上で大切にしていることは「チームワークとコミュニケーション。一人ではできない仕事だから」と。今回は「ノリで選ばれただけっす」と謙遜するも、図工好きで手先が器用な天才肌。特技はベンチプレスだが、最近目標の175kgを上げてしまったので、2018年の目標は「1カ月に3冊本を読むこと」に。


巨大な鉄の腕が書いた「賀正」

今回、匠が操縦した「ユンボ」には、「パワーショベル」「ショベルカー」「バックホウ」など、さまざまな別名があります。業界の統一用語は「油圧ショベル」。ユンボという呼び方は、フランスのメーカー・シカム社の商標に由来します。

ユンボは、油圧シリンダによるブーム、アーム、バケット(アタッチメント)の動作と上部旋回体の旋回により、掘削や積み込みなどの作業を行います。

また先端のアタッチメントを取り替えることで、さまざまな働きができます。たとえばハサミ状の装置を取り付け、破砕・切断に特化させたものが、前号で車をザックリ切り裂いた「ニブラ」です。ここ鈴徳船橋営業所では、主に搬入された鉄・非鉄製品の積み下ろしや選別などの荷役にユンボが使われています。

今回は、「グラップル」というアタッチメントを取り付けたユンボを使って、書道に挑戦しました。下向きに筆を持ち、手前に筆を引く様子は、まさに人間の手首の動きを彷彿とさせます。書道を習っていたという匠による、ユンボ書き初めをご覧ください。

ゆっくりとアームを伸ばし、目標位置に筆先を停止させる。「普段のユンボの動きには縦と横しかない」と匠。「賀」の字にあるはねや払いの斜めの線は、上部旋回体を繊細に動かして書く。

書き初め用の大筆は、ユンボには細すぎて挟めないため、アタッチメントの先端に養生テープでぐるぐる巻きにして取り付ける。

操縦席から見下ろすと、半紙はこのくらい小さく見える。いかに細かな作業かがお分かりいただけるだろう。

右:練習(右)と本番( 左)。動きのクセを2回目で見事に調整している。



今回の匠のいる工場は株式会社 鈴徳・船橋営業所

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